謎のホットパンツニウム波について
通っている英会話学校も新学期になり、新しいクラスが始まった。
このクラスは人気らしく、狭い部屋にたくさんの生徒が詰めて座ることになった。そして僕はなぜだか、ホットパンツの女子大生の隣でレッスンを受けることになった。そして気が付いた『人生でホットパンツこんなに間近で観たの初めてじゃなかろうか?』
(いかんいかん!授業に集中せねばならん)
不可抗力とはいいながらも、視界に入るホットパンツを無視しない訳にいかなかった。
(ホットパンツは実は謎のホットパンツニウムなる未知の波動エネルギーが出ているのではなからろうか?)
ホットパンツと言えば昔こういう話を思い出した。
昔女友達と飲んでいた時だ
「あいつ!ホットパンツの女といたのよ!!」
「もういいわ、別れるわ」
(ちょっとおおげさだな、なんでそこまでホットパンツにこだわるんだい?)
「ホットパンツなんてもう二度と私ははけないわ」
(足そんなに太くないじゃない?)
「そういう問題じゃない」
「ホットパンツが好きな男とはもう一緒にいられないわ」
彼女曰く、ホットパンツの履ける年齢というのは非常に限られている。19から21までだろう。体型の制限も厳しい、足も綺麗でなくてはならない。他の服ほどごまかしが一切効かないのだ。ホットパンツは若さあふれる時期の芸術的なバランスでなりたっているという。
そして、ホットパンツ女子と勝負しても、かつてホットパンツ女子だった彼女は勝てない事を身に染みて理解している。
そう、彼女もまた若き頃、ホットパンツの溢れんばかりの力を武器に猛威を振るっていたのだった。彼女は泥酔しながらホットパンツを連呼していた。まるでホットパンツの呪いのようだ
ハ!
やべ!今教科書の何処読んでました!?
現実に戻されて、あわてる。
これって・・・高校生みたいやん、おれ変わってないわ