12月22~24日3連休の中年日記

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2018年12月22日 連休初日

朝は走ろうと思ったが雨だった。

そこで、少し残った冷ご飯と日清焼そば(インスタント袋麺)で適当なそばめしをつくる。あまり健康的な朝食とは言えない。

掃除をして、洗濯をする。

 

昼ごろから晴れたのでランニングに出かける。恒例の行きたいスーパー銭湯を目指して走るだけ。12時過ぎ頃から一宮をスタートした。

ダラダラと走り出す。走り始めてから2時間経つと体中が痛くなる。体内のエネルギーが枯渇してきたを感じた。そこで体脂肪を使ってくれたらいいのだが、人間の体のしくみ上無理なのは承知している。もう走るのはいいかな?と思ってからさらに数キロ頑張って気がついたら茶屋ヶ坂という街だった。この坂を登れば、目的地のスーパー銭湯だったが、急に行く気が失せた。あの銭湯は値段が高い。そう思えてきたところで、走るのを止めた。3時間ほど走った。

歩いていたら、目の前には名駅行き幹線1番のバス停があったので乗った。

バスが進む先にある行きたい銭湯を考えていたら、平田温泉が思いついたので途中で降りた。

 

 

風呂上り、そのまま何処かへ飲みに行く。近くのTripppin spiceを覗くと「すまない、今日は全て予約で満席なんだ」そう言ってオーナーのムラさんは申し訳なさそうに言った。しょうがない次は何処へ行くか?そう考えて、亜鹿猪珍に電話してみる。めずらしく席が空いていたので、パクチーと野菜とお酒をたらふく食べて大満足した。

 

もう一軒、名駅グローカルのカウンターで飲む事にした。

「私バリスタなんですよねぇ旦那はラテアートの職人。3月に栄生にカフェを始める予定なんです。」

「コーヒーの生業とは因果な商売ですね」

「そう、1杯のコーヒーを淹れる時間にカクテルなら3杯はつくれそうね」

「なのでサンドイッチも出す予定」

「パンは硬い?」

「もちろん」

「じゃあオープンしたら行くよ」

そんな会話をした。

 

2018年12月23日 連休二日目

朝起きてゴミを出す。大掃除を少しずづづ始める。

昼前にひと段落ついた。何処かへ旅に行きたくなった。

そういえば伊勢の風見荘がリニューアルしたことを思い出す。しかし電話したが満室だった。松本・福井・富山・金沢 3時間程度で行けるところを考える

なぜか、いつも北陸が候補に挙がるが、考えているうちに行く気が失せる。理由はわからない。かつて会った北陸人のイメージが悪いせいかどうも気が進まない。すべての人が悪いとは限らないし、そういう理由は良くないのだけど、行先へのテンションがないと旅立てない性質。松本はいいのだが、来週諏訪に行くので長野がかぶる。

 

 

で気が付いたら京都に来ていた。京都に着いたが特に予定はない。とりあえず一澤帆布、もとい信三郎帆布にやってきた。店で散々悩んだが買わなかった。10年間愛用して解ったが帆布鞄は耐久性は思った程よくない。10年間で2回買い換えた経験から買う事に躊躇した。

 

諦めて街を歩くと小さな店のウインドウに飾ってある鞄にクギ付けになる。帆布じゃない・・・テント生地のトートバック。これなら、ウィークポイントをカバーできる。買おうかな

ONODE-図面屋サントテント屋サンガ造ルカバン

 

京都月光荘の八雲食堂で呑む

「ありがとーおにいさん!」

隣の女の子にビールを奢った。すでに出来上がっていが、おもしろそうだったので

見た目が昔の土屋アンナみたいなロックテイストの女の子だった。

「京都の人ですか?」

「うふ・・中国や」

あ・・・・!? 

日本語に外国出身特有の癖みたいのものが一切感じられない。なにより会話の間、相槌、しぐさまで日本人だ。まさか!とよく彼女の顔を覗きこむ。

「んー!?」 中国人の見分けに自信があったのだが、まるっきり中華の面影が無い。

「えー中国どこ行ったの?」

「えーと、上海でしょ、北京、広州、珍しいところだとチャンジャンジエ」

「チャンジャンジエ!わたしね、そこから来たの」

「マジか!?」

「まじで」そこがヒットするか!?上海なら理解できるが。あの中国一の仙境だと、日本なら白川郷レベルだぞ。

日本語うまいね

「そりゃ何年かすんでるし、そこのカドヤでバイトもしてるの。周りもそうよ」

 

!?・・・この店にいる客半分が外国人? いや、外国人と全く気が付かない外国籍の人達。これが京都在住の人達の仕上がりなのか!!人格形成の部分まで日本文化のシステムが入り込んでいる。

神戸の在住の外国人や大阪のインド人よりも日本文化、いや日本に対してなみなみならぬ思い入れとプライドが透けて見えた。たしかに学生でもなく京都の住み続けるという外国人は半端ではないのが推し量れる。

そういえば京都在住の外国人といえば、重鎮が多い。もはやこちらが日本文化の教えを乞うレベルの人もいるほどだ。

 

彼女はふらふらしながらママチャリで帰って行った。

そういえば張家界(チャンジャンジエ)を旅した際に日本語ができる女の子に救ってもらたことがある。その子から聞いた話だが張家界ではとても人望の厚い有名な日本語教師がいると聞いたが、まさかな・・・

 

2018年12月24日 連休三日目

割烹ねぇ・・・初めて来たけど敷居の高さが売りなのね。

ちょっとした付添で割烹にきていた。江戸時代に肉を割いたり煮たりして客の好みの料理を出す店を割烹と言ったそうだ。

年齢層は高い。若い女性客はいるがおじ様、パパと呼ばれるクラスの同伴だな。

そこにいかにも、絵に描いた業界人と美人さんが隣席に座った。

 

(特に理由はないけど、白縁メガネの男は生理的に受け付けない)

「あの子モデルだそうよ」

(大将は僕のそっとささやいた)

なるほどね、名古屋女子にしてはメイクや造りに隙がない、いかにも男が隣に置いていたい造りだ。

お隣さんと礼儀正しく当たり障りない会話をしていた

「写真撮りましょよぉー」いい感じ食事と酒を楽しんだ後、帰り際お隣さんはそう言ってきた。

 

 

「そうですね、じゃ連れの方とお撮りしますよ。」

そう言った矢先、彼女はグッと僕に体を寄せてきた。

(あなたと撮りたいの・・・)耳元で囁く。

ム!こいつはプロだ。

 

 

「もう行くぞ!!」

連れのやや荒い声がた。

彼女はすばやく僕と自撮りをして去って行った。

 

(辞書そのままの”色目”だな)

体を寄せたときに香るクソ甘ったるい香水。

童貞ならイチコロだが、東京時代の経験から言わせればもっと上がいる。 しかし、金もない中年に色目を使った意味は未だに解らなかった。

 

サンタからのプレゼントということで納得しよう