なぜか面白いなぜか観てしまう

ゲームセンターCXを眺めていた。

この番組どこが面白いか?

『あーへったくそだな。コントローラー貸してみろ!』
と言いたくなるところだろう。
ただただあんまり上手くない中の下ぐらいの腕の有野課長がゲームをしてるのを観るだけの番組である。よくこれで成立するな思われる番組だが、意外なほど世間では人気である。これがプロゲーマーの驚異的な腕であったら面白くないのだ。へーすごいですぐ終わってしまう。
普通の有野課長が苦悩しながら周りの力を借りて、時にはホワイトボードで作戦会議して何とか攻略するのがいいのだ。

僕らの世代しかわからないこと。
友達の家で上り込んでゲームを眺めていた思い出が蘇ることだ。
コントローラーをまわしてみんなでファミコンをやった。
ファミコンやゲームを悪く言う大人が多かったが、こう眺めてみればそうでもなかった。ゲームとおして子供は何かを共有していた。今のスマホ世代に比べたらよっぽど社交的で、孤独ではなかったのかもしれない。


そして有野課長のキャラがすごく好感が持てる。
脱力していて、地味だけどなんか感心できる有野課長がなんかいい
めちゃイケや相方の浜口などキャラが強いなかあまり目立たない地味な人だったが、地道にゲームをやっている姿がなぜか心を打つ。
なんだかんだと、この番組10年続いている。タモリ倶楽部のように有野さんが地道に脱力感をだしてやっていた。クリアするのしんどそうだけど、多分楽しいのだろう。


今日もゲームセンターCXを眺めながらなんとなく哀愁にひたるのだ。ゲームをするのでなく人がしているのを眺めるのもいいものです。