しんかいそく

京阪神をぶっ飛ぶスピードでガンガン進む暴走列車、JR西日本の『新快速』この列車に関していろんな思いがある。
僕にとって通勤、通学に使っていた。よく人身事故を起こす人食い列車と言われるが、飛び込みたい人には大人気だ。確かに阪神電車阪急電車では死にきれなさそうだ。


阪急電車”という映画化された小説がありますが、僕なら”新快速”の小説を書きたい。それほど


あらためて考えると、新快速は偉大な列車だ。
在来線の最高時速120kmでブッ飛ばすこの列車は、京都、大阪、神戸をすぐ隣の街にした。特別料金をとる特急電車の存在意義はなくなった。
走破距離は最長で敦賀から播州赤穂まで。福井県から兵庫県の端っこの岡山県の県境近くまで1つの列車の在来線が走っているのだ。しかも、15分おきに走っている。
大阪駅出発は深夜の12時過ぎても走っている。


街の大動脈の新快速。物理的距離と時間距離の差が大きくなり、神戸から大阪に行くのに自家用車に乗って行く人なんていない。高速飛ばして行っても金はかかるしめんどくさい。新快速のほうが安くて速い。そんな事で新快速は人と文化の交流を加速させた。姫路から大阪に通勤通学することを可能とさせた。大阪で飲んで神戸に帰る人も多い。


僕は通学の思い出といえば、京阪神の沿線のガレージに駐車している自動車を眺めるる事である。毎朝沿線を眺めていると、変わった自動車が駐車していることに気付く。あのガレージにはアルファロメオの古いザガートが、あそこのガレージにはスポーツカーだけどなぜかフェンダーミラーが付いているダサい車が駐車してあるなど。それを眺めて通学していた。


通勤の思いでといえば、淀川から眺める朝日である。新快速は2度の淀川を越える。長い鉄橋から眺める朝日が一日の仕事の始まりを感じていた。


年末年始は毎晩人身事故で遅れていた。世間の辛さを新快速で感じる。


そして今、米原から雪の車窓を眺めて神戸に帰る。名古屋から神戸に帰るときも新快速である。
田んぼあり、琵琶湖あり、
古都京都、高槻、通勤していた新大阪、通学の大阪、ダウンタウン尼崎、ハイソサエティ芦屋、独り暮らしの最寄駅三宮、ハーバーランド神戸、花見に行く明石公園、高校の青春がつまった街明石、ヤンキーにからまれた加古川、友人が多く住む姫路

ちょっと物語でも書いてみようかな