姫路ガハハゲストハウス
初めに言いますが今回は前置きが長く、ゲストハウスの事あまり書いてないかもしれません。
しかも、あえて難解に不思議な書き方をしています。
昔隣町の姫路とはひと悶着あった。神戸と姫路それは親戚みたいな仲だが、姫路に行くとグッと地方の匂いが強くなる。関西の西の端だけど、新快速という爆走列車のおかげで神戸、大阪の通勤圏となっている。
女の子で表すと、茶髪でヤンキー。スカジャン着て服装はダサい。口は悪くて、独特の播州弁はあたりはキツイ。多分関西以外の人間だと、罵倒されていると勘違いする域だ。
でもよく見ると美人で情に厚く性格はよかったりする。そして、実はそこそこ金持ちのお嬢様。姫路はそんな街だ。
数年ぶりに会った彼女は、当時のイメージを一切感じさせないものだった。ややキツクないやや色の抜けた髪、ボーダーのシャツ。とてもおしゃれで落ち着いて、スマートな都会を感じさせるファッションだった。しかしちょっと悲しい。
僕は昔のクソださかった君が好きだったのに。
しかも、スタバでバイトなんて・・・いやいいんだけどね。なんか昔を知る者としてコレジャナイ感があってしっくりこない。
姫路の街も、そんな感じで明るくてオシャレな匂いがする街になっていた。
綺麗だよ姫路城。とっても綺麗だ。
でも白すぎるやろ!
関西人から総突っ込みの白鷺城ならぬ”白過ぎ城”
姫路駅前もとてもきれいになった。素敵だね、東京近郊の街のそっくりだね。
姫路らしさなんかもうない。あのヤバいくらい黒い煙を出しているディーゼル特急が発着する駅じゃないのね。
そんな落胆している場合じゃなくて、今日は姫路ガハハゲストハウスに泊まる話でした。
そんな、姫路の昔話をゲストハウスの若いスタッフに話していました。
ガハハでは有料ですが晩御飯もつくってくれます。
宿泊客は8割外国人。せっかくなので、フランス人とイギリス人のゲストにお勧めスポットをレクチャーしました。彼女らは僕の教えた場所をググってワンダフォーっと言ってました。
翌朝、オーナーと話しする機会があった。
話をすると僕の友達の知り合いだったことがわかり、かなり親しみがわいた。最近になって満室が続くガハハゲストハウスだが、オープンした頃は大変だったらしい。
最近のゲストハウスブームより前、5年前の黎明期にここまでのゲストハウスを造った先見性は敬意に値する。
ゲストハウスの朝、昨夜のゲストと一緒に出発することにした。
彼女たちは岡山へ。僕も次の目的地、小豆島へ行く事にした。
朝、駅前のスターバックスで働く姫路ちゃんに挨拶した。
「また来てね。」
彼女の笑顔が眩しかった。美人なところは今も変わらない。いや、そもそも姫路は美人だったのだから、今が本来の姿なのかもしれない。勝手に自分のイメージを押し付けるのはエゴだな。
僕は岡山行きの鈍行列車に乗って小豆島を目指した。