スカイマークのCA

先日、東京まで出張に出かけた。
神戸空港は私のような、神戸市中央区に住んでる住民に対して、東京へ行くという用事に関しては、大きな恩恵を与えている。しかしながら、そのお恵みが強すぎて、東京出張は日帰りで済まされるようになった。

便利とスピードというのは何故か、人を忙しくさせる。
不思議な事だ


さて今回、神戸空港でおなじみのスカイマーク羽田便に乗って行くのだが、いつもよく観察している。
最近何かと『そりゃイカンだろう』というミスが目立つが、私は嫌いではない。その理由は単純に『業務に試行錯誤と頑張りがにじみ出ているから』である。
そして、私はリスクとって頑張っている人たちを、文句だけ言ってバカにする連中が、反吐が出るくらい大嫌いだ!


 スカイマークのCA(キャビンアテンダント)は疲れた雰囲気がかいま見られた。朝便であるが既に早朝から1便をこなしているようだ、この時間でこの疲れ具合では、少し心配である。少し神経質にピリついている。多分、国土交通省の改善要求はCAにも少なからずしわ寄せが来ているのだろう。
スカイマークCAを見ていると、JALANAのCAとは明らかに何か違う。まず、JALのCAは疲れていても、べったり顔に張り付いた笑顔を絶やさない。客につかれたそぶりなど、絶対見せたは行けないよう訓練されているのだ。そして、しゃべり方も細部まで訓練されていて、如何なるときも、おっとりとした丁寧な言い回しができる。

しかしだ、スカイマークのCAは敬語こそ使うが、雰囲気は居酒屋の店員である。テンぱったときにぽろっと言葉が漏れる。例えば、着陸時に客が席を離れようとしたとき「お客様、お座り下さい」と言ったがそれでも客は席に戻らない。トイレに行こうとしている。どうやら外国人のようで通じていない。
「シットダウンプリーズ!」とすかさず言うがまだまだ伝わらない。さすがにテンパッてついに「お客様すわってぇ〜」 「すわって!!」とついCAは叫んでしまった。(外国人だって!!)

JALANAのCAはいくらテンパッテも客に「すわってぇ」とは言わないし、そもそもテンぱらない。
しかしながら、言葉遣いの問題なんて些細な問題なので私はいいと思います。スカイマークのCAはやや粗けづりでJALANAみたいに完成されてなくても、やるべき事はきっちりしています。最低限の事ですが、そこはしっかりとプライドをもっているように見受けられました。

スカイマークのCAの選考基準は、
容姿で選んでない、
性別で選んでいない、
背の高さでも選んでない
ちっちゃくてとってもかわいい女の子だけど、天井の荷物棚に手が届かないのはちょっと・・・まぁかわいいから許す。
つーかその顔!うーん若い・・・ん?その肌と年齢を考えると?大卒ではないのでは?

つまり学歴でも選んでない!!
大卒じゃなきゃCAができないなんて誰が決めた?
その通りでございます。


まてよ、あれって今年の4月入社の新人では?4月に入社した人間をもう現場投入するか?


・・・ありえる
スカイマークならありえる、研修なんてものに費用をかける企業ではない。OJTでやるつもりだろう。
JALANAなら、研修所などできっちり仕上げてから現場デビューさせるが、スカイマークはやらんだろう。
いきなり現場に投入された新人も必死である。

だから、疲れた顔でピリついてるわけか
スカイマークにみる組織のしぶとさとがめつさが、少々頼もしい。

最後に私の頭に”ダーウィンの進化論”の有名な言葉が走った
がんばれ、生き残ったら勝ちだぞ、結局そういうふうにしぶとい企業しか残れん時代なのだ。