意味合いが無い

《お疲れ〜ひさびさにメールしてみました。最近、仕事とか体とかどう?》


携帯の受信箱の届いたメールをぼんやり眺めていた。
送信者の欄は090から始まる11桁の番号だった・・・
11桁の番号は、電話帳のメモリーから抹消された事を意味する。

なぜ、いつもこのタイミングでメールが来るんだろう?・・・・・・・・・・・・・・・


縁だろうか因果だろうか?
仮に送信者をAさんとしよう、なぜだかAさんはBと会っている時にメールをくれる。AさんとBさんは赤の他人で、住んでいる場所も神戸、横浜と距離が遠くて直接出会うこと無いといっていい。ちなみBさんとは頻繁に会えるわけでもなく、Bさんと会う機会も稀だ。ちなみにAさんとはいろいろな考えた結果、私から連絡をとらないことにしている。だだAさんとは仲が悪いと言うわけではない、ただ・・・・お互い意味合いが無い・・・と僕は思う、したがってAさんからメールが届くのも稀だ。ただ世の中に、たいして用事が無くともメールが出せる素晴らしいセンスをもった人種がいて、私は残念ながらその種では無い。


 その不自然ながら、自然に起こる法則に何か科学的ではない、どうしようもない因果の力を感じざる得なかった。AさんとBさんの共通点は無い年齢も考え方も存在の意味も違う。こじつければあるが、それは将棋の駒の桂馬の動きのように、微妙な位置関係の関わりだ。したがってBさんと会っているときは頭の中にAさん存在が出てくる事は無い。そんな時、ホテルのモーニングコールのように丁寧に確実にメールは受信される。



俗に言う○のカンってやつにしちゃ、再現性が高い
深い深い因果の闇の中で針穴を通すような縁が繋がっている感じがする。
バタフライ効果・・・いや・・ちょっと違うな



すまないが今は返送できない