写真について再度考えました

篠山紀信展 写真力に行ってきました。いい展示だった。何がかというと、自分で何かを得て帰ってきたからだ。
http://www.operacity.jp/ag/exh145/

写真を見ていたら、写真を撮りたくてうずうずしてきたなんだろうこの感覚。
そして、篠山紀信氏の写真からその何かプログラムかコードか何かを自分が読み込んでいる。そして、今ひどいことを僕は考えてしまった。自分でも『マジかよ』って疑ってしまった。


僕にも撮れる


おこがましい?うぬぼれ?知らないだけ?この写真は全てすばらしいと僕は思う。だけど僕は感じてしまったのだ、不遜にも自分でもどうしてかわからないが、自分の何かを駆使して力を出し切れば、このポートレート写真の横に並べられる、写真が1枚ぐらい出てくるかもしれない。そう感じてしまったのだ。



入り口で篠山紀信のインタビューが流れていた。
飄々としたおっさんだが、今でも第一線の写真家のトップである。
『Q:写真家になりたい人に一言ありますか?』
『A:この展示会来なさい!』



僕は人物を撮れない。いや撮らないだけである。写真の究極は人を撮ることである。しかし、人という被写体が一番難しい。風景写真など撮り逃げである。風景はものを言わないが人の写真はコミュニケーションの産物である。だから僕には自信がない。

いい人物写真を撮るには、その人物をリスぺクト、ひたすらリスペクトするしかない。