古人の糟粕
会社からビジネス力をつけるよう社員に本を読むように勧められる。
松下幸之助さんの本、リコーの会長さんの本、ルイスガードナーの本、ザ・ゴール
あとは、巷に溢れるビジネス書、残業しない本、いい報告書の書き方、交渉術、仕事術、段取りのしかた。
偉い人の、朝礼の言葉の出典元は日経ビジネスあたりだろうなぁ・・・
すばらしい話だしもっともな内容だ。真面目にビジネス書をよんで、ビジネスマンとしてのレベルアップして立派な社会人になろう。そんな会社の流れに僕は否定はしないが、何か本能的な違和感を感じていた。
荘子いわく『古人の糟粕』
真の認識は言葉では表現できない。したがって、書物に伝えられた言葉は古人の体得した真理そのものではなく、いわば糟粕、つまりクソみたいなものにすぎない。
書物に書かれた言葉を金貨玉条とするのは愚の骨頂である。
読書は嫌いではないが、目の前の事実こそ真実である。
僕は、少々痛い目にあっても気にせず前に進むことにする。そこで学ぶ、バカなやり方だ。頭のいいやり方ではないが・・・
読書人、かならず読書人にならず