肌で感じる印刷物落ち込みと閉店のお知らせ

ViVoVaが気がついたら閉店していた。
あの栄町の顔ともいえるデザイン本屋のViVoVaが閉店したんですよ・・・もう悲しい
久しぶりに行ったら、そこには無かったという感じですが、その元vivovaの前で呆然と立ちつくし、事実を把握するのに時間が掛かった。
プレゼンが旨く、人柄もすばらしいモリタダさんがやってる本屋さん。
モリタダさんは何処へ?

よーく考えさせられる事が多い。特に去年閉店したアーカムブックスもそうだが、実力のある本屋さんが1つまたひとつと閉店する現状から、よーく考えさせられる。
実力は十分
方向性も間違ってない
店主のセンスや意志も堅い
それでも成立しない理由は、主観的な理由でなく客観的な動かし難い経済の落ち込みという理由がある。実は本屋は儲からない。だから好きな本屋をしたい人はカフェと一緒になったりと、何らかのビジネスと一緒になってやっと食っていける。
ビレッジバンガードは本屋と言っているが、実際はあれだけあっても、本の売上げが全体の収益のほんのごくわずからしい。それだけ人は本というコンテンツに費用を支払わなくなったようだ。

書籍に支払う費用だけは、あまり節約感のない自分だけに、いいのだろうか?と思う節がある。
もちろんインターネットも多く使っているが、もう一歩先へ!もう少し知りたい!というレベルまでインターネットは提供がない。特に『ふーん』程度ならインターネットだが、
『まてよ・・・じゃこういう場合どなんだ?』
『いやそうとも言えるのじゃない?』
『もしかしたら書かれてるAという事と最近耳にしたBは何らかの関係性があるのでは?』
このレベルになるとインターネットはあまり訳に立たない
ひらめきが必要なレベルだと、本屋と読書により作られる。読書と本屋もなんてクリエイティブな存在なんだろうか。それが消えていくというのはどうも悲しい。
不況や貧乏はまだいい
しかし貧乏臭く受け身になってしまう事は、我慢ならない。