ゲストハウスたむら
「よく来たな〇〇よ、ゆっくりしていきなさい。」
「はい!大仏様」
大仏を眺めていると僕に語りけているように思えた。すばらしい仏様の像というのは、しゃべりそうに見えるかだと僕は思います。
鎌倉の大仏より奈良の大仏はいろいろ喋ってくれそうです。
今日はそんな関西一”のびのびマイペース”な奈良県にやってきました。
そこでお邪魔したゲストハウスについて書きます。
今日お邪魔したのは「ゲストハウスたむら」です。京都と対照的に奈良はゲストハウスが少なくいです。とは言っても最近の開業ラッシュで新しいゲストハウスが多数できました。
しかし「ゲストハウスたむら」今ほどブームでない頃からあるゲストハウスです。前から、この小さな洋館がとても気になっていました。
場所は奈良随一の名門ホテル「奈良ホテル」の裏門の前にあります。”ならまち”から近い場所にあります。
お邪魔したのが夜なので見づらくて解りづらい写真になりました。昼間に撮りたかったのですが、今回は私はここに泊まっていません。友人のマレーシア人がここで一泊するのでついてきました。
大正時代につくられたこじんまりとした洋館をゲストハウスにしています。玄関の扉が素敵です。神戸生まれの私はこの手の洋館がたまらなく好きです。ぜひこれからも残してほしいものです。
入り口を入るとすぐ玄関はなくいきなりリビングです。リビングは小さいですが、たむらは小さなゲストハウスなのでこれぐらいがちょうどいい大きさです。
カントリーマァムとお茶がフリーで飲み食い放題。こういうフリーなお菓子とかお茶とかあるのが嬉しいですね。海外のゲストハウスではよく観られますが、フリーな食品を遠慮なく大量に持っていく宿泊客が多くなることから、日本のゲストハウスはやらなくなった(やれなくなった)ところが多いです。利用者も節度ある使用をお願いしたいところ。
小さいリビングですが、友達の家のリビングに上がりこんだ感じです。ちょうど僕の実家のリビングと同じ感じで不思議と落つきました。
300円で朝食が食べれます。300円にしては豪華な内容
珍しいマッカーサーのオーストラリア地図(南が上の世界地図)が貼ってあります。宿泊したゲストの出身場所がシールで貼られています。マダガスカルとかカリブ海にもシールが張られていて、世界各地からゲストが来ているのが解ります。この多さから察するに、ロンリープラネットに掲載されているのでしょう。
ドミトリー 男4人部屋、女4人部屋、個室二つ
値段を聞いたらドミトリー2500円 安い!
最近のゲストハウスは1泊3000円が平均相場なので、この施設でこの場所で2500円はお得です。
廊下
ドミトリーの男部屋4人しかキャパがないので、すぐ満室になります。
左にすわっているのがオーナーの「たむらのおばちゃん」おっとりとしたおばちゃんです。
私が最近多数のゲストハウスに泊まって感じた事ですが、ゲストハウスの性質はオーナーやスタッフで決まります。若い人がやるオシャレで連日ワイワイしてるゲストハウスもいいのですが、この”おばちゃん”のやるゲストハウスはゆっくりしてて居心地がよいものです。
さしずめ、建物と”おばちゃん”の雰囲気が『都会の残された風呂なしアパート〇〇荘の管理人』みたいな感じです。
能町みね子さんのエッセイで出てくる、管理人さんを彷彿させます。
天井を眺めると、日本の大工がしっかり作った洋館であることを忍ばせます。
夜の奈良を散歩するのもいいですね。今度は泊まりいきましょう。
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ゲストハウスたむら