中国の人達と話す
僕は中国人にたいしてそれほど悪い感情を持っていない。
中国、日本も両国内いてニュースやネタは双方の悪口ばかりで、どうやらそれがマスコミのネタとして人気がある。確かに中国では、日本人の想像を超えた、どえらい事をしてくれるが、それは人があれだけ人口が多ければびっくり人間の数も多い。また、国民の教育水準が高く、同じ文化が共有できる単一民族が9割ぐらいを占める日本のほうが、世界的におかしいのでそれと比べて、あーだこーだ論じる方が滑稽である。
そこで、今回、中国の人民さんたちと話したのだが、マナーが悪いと散々言われる中国人だが、最近すこし改善した気がした。日本人より少々荒いものの、10年前と比べたらかなりましだ。
ちょうどそこ頃、阿部首相が靖国神社に参拝し、日本ではリスク回避の為、中国渡航自粛が出回っていたわけだが、本当に中国の事解っている人が言っているのだろうか?
テレビで見た情報をそのまま言っているだけではないか。
今回意図せず、中国に滞在することになった。そこで、英語がしゃべれる上海の法律家さんに世話になった。英語がしゃべれる人材というのは基本的に教養が高い。はっきり言って大卒レベルの人間なら、自分で考えることが出来るため、国家の洗脳ぐら簡単に外せて当然である。国際人とはそういう存在であるべきである。
曹さんというこの中年紳士と、初めは日中間の関係を考えてちょっと気を使ったが、すぐ打ち解けて、三国志トークをすることになった。呉越同舟というように同じ遅れた飛行機を待つ身では手を取り合うしかない。
何人か話したが、この霧に埋もれるこの国土に関して不満がある。反日感情というより、現状の環境悪化に関しての我慢の限界といったところである。大気汚染に関してもう限界に来ている感がある。少々耐性がある中国人でも、いまやマスクをしている。
屋上で、空を眺めながら曹さんと話した。メシにアツアツのスープをぶっかけて食べた。
中華風トマトのかき卵スープは美味かった。しょうがない。中国旅行にプランを変えるか・・・
中国の空を見ながらそういう思いが生まれてきた。