ディレイ狂想曲

ああ、酷いホテルだった。人生でワースト1に入るな。あのクオリティは、マカオの元アヘン窟の宿場並の寒さだった。まだ、あっちのほうが歴史を感じるのでいい方だ。

朝、7時の飛行機、暗いうちからホテルを出た。ホテル?から送迎を頼のんだのだが・・・廃車レベルで汚い。中国人の民工になった気分である。なんだかんだと途中いろんな人を乗せてようやく着いた。朝の空港はきれいでいいなぁと思ってボーダーブリッジ前に来てみると
『Delay』の文字。いつ飛ぶのか?わからない事態。なぜだ?と聞くと。昆明空港は『ヘビーフォグ』だと言う。いつ飛ぶんだ?と聞くと解らないということだ


ついに周りが騒ぎだした。ちょうどそのタイミングでメシが出ている。さすが解っている。とりあえずメシを出せばひとは黙る。

しかし、美味しくはない。なぜか全体的に不自然に甘い

飛ぶか?と思ったら、空港の外に出され、バスに乗せられる。

ホテルで待機だそうだ。ホテルは内装や家具のデパートの上にあるホテル。ゴールデンホテルという名前で、すんごいゴテゴテの像があるが・・・・

やっぱり中国クオリティ、予想裏切らないハリボテ。まだホテルは中途半端にできていない。完成している場所も内装がはがれかかっている。

屋上で出された昼食を食べる。


 ああ、思い出したよ。中国。そう僕が初めて一人旅した中国、中国ってそうだった。
中国がそんなに簡単に見逃してくれるわけがない。久しぶりに来たのに、そうやすやすと通過だけなんてダメでしょうゆっくりしていけよと、ガッシリ腕を掴まれた気がします。