ALLIANCE GRAPHIQUE


「オメーと太陽の光の下で会うのは初めてだな」
「ソダネ、ボクハタイヨウ好きだよ。この店は僕の家みたいだネ」
「そうなんや、へぇ・・・いいなぁおまえんち・・・」


「アナタ、フランスゴ話せる?」
あまりにも雰囲気それっぽいのかウエイトレスに思わず聞く、そんなにフランスっぽいか?
「そうか、カナダは一部フレンチとイングリッシュ両方喋れるんか」
飲むのもいいが、テーブルでお茶お飲んで友人と話すのも悪くない。


でだ、ベトナムのルートだがホーチミン入りからスタートすればだな・・・・
で、国境をこえるとなるとイミグレは3箇所・・・・・・ここと、ここと、ここだ。写真わすれんなよ、照明写真が無いと面倒なことになる。ま、俺が行った時と比べると少し経っているから、状況は変わっている可能性がある・・え!ああつまりなイングリッシュだと・・・


地図を見ながらいろいろ話をする。


お茶をのみながら会話する。
「ムカシ、ベトナムセンソウのこと調べた。ダイガクデ、」
そうかい・・大学は専攻は政治学だったかい?なるほど。
社会主義はやっぱり無理ナンかな?
「それはチガう、本当のコミュニズムは、そういうものではないよ」
「へ!?」
「マルクゥーは当時フランスとかドイツの状況を想定してコミュニズムを作ったね、もともとコミュニズムは貧しい国で行うことを想定していない。貧しい国で流行ったけど、それは本当のコミュニズムではない」
ヘェーなるほど
「今まで本当のコミュニズムに成功した国も無い、また、本当のコミュニズム・・・」
 いろいろ説明してくれた。ただ簡単に社会主義ってのを批判するのはだめだとよく教えてくれた。いや我々はマルクスを読まずして、何を理解していたのだろう? また、永遠に遠い社会主義を追い求め、そいて高度な技術でそれを成し遂げられる力の国がまだいないだけだ。
ま、こういう真面目な話もたまには楽しい



「アリガトウ・・・ボクハキミト旅がしたかっヨ」
「俺もだよ相棒・・・気をつけていきな」


言語は違えど、まるで日本で出会う前からずっとどこかで会って、一緒に旅をしていたような気がする。お互い見つめあっていれば言わんとしてることは解る。



『一緒に旅に行こう・・・』



素晴らしい言葉だ
ありがとよ
そう言ってくれてうれしい