ホイアン旅行記7「誇り高きベトナム人」
土産物を眺めていました。
土産物ですから、たいした掘り出し物は無い。
だがしかし、中国のガラクタ土産より精度が高くてデキがいい。
ホイアンは腕のいい仕立て屋が多いということで
取り出したるは、日本から持ってきたオイラに一張羅
kapitalのシャツです。
生地と色を指定して、この服と同じ物を作ってくれとお願いする。
値段は5ドル。明日の朝にでき上がると、
できるかなぁ?結構手が込んでるぜこれはよぉ
さて、仕上がりを見てビックリ、かなり忠実に再現されている。
コピーを作るという作業は、簡単なように見えて難しい。
私も仕事でよくそういうことをするが、
現物があっても、製造方法とか、細かい技術がブラックボックスとしてあるのだ。
つまり設計図があったところで簡単作れると思っては大間違い。
宇宙戦艦大和はイスカンダルに放射能除去装置とやらの設計図を取に行ったけど、
彼らは製造できませんでした。
お・わ・り
なんてね
つまり細かいブラックな部分を己の持つオリジナルなテクノロジーで補わなければならない。この辺りで、力量がでる。中国だと、およそブラック部分を適当につくるので、見た目だけで、およそオリジナルの50%以下の性能しかない。そこんとこをベトナム人は己の知識を絞って創意工夫して仕上げてきます。先天的に技術的センスを持つ民族だ、とってかれらの持つ仕事への誇があって為せる技であると推測する。同じ共産主義でもえありちがいだ。
そうベトナム人は日本人と同じで、オリジナルからコピー商品を作る上で、ただ単にコピーするだけでなく、己の持つものでプラスアルファのアレンジをかけてくる連中だ!
そういう製品をみるとニヤッとしてしまいます。
やるな・・ってかんじでうれしい