一年目考察「DANCE DANCE DANCE 第四話」
trfっていいなぁ
高校の時そう思って少し試しに自分で踊ってみた。
友達に「盆踊りより酷い」という評価より
もう絶対、人前で踊らないことにした。
DANCEを習う時にたいていこの辺が辛いのでやらない人が多い
鏡でこれでもか、というぐらいダサい自分の姿を見せつけられる。
2,3ヶ月は自分の姿が、肉団子が暴れているしか見えなかった。
ZはDANCEに関して妥協はしなかった。
カルチャー教室特有の馴れ合いを決してせず、
見栄えのよくて気持ちいい『振り』を重視せず、
地味で辛い基礎を何度も繰り返して、重視した。
「ハイそこ!出来てない」
Zより、DANCEの上手なDANCERはいくらでもいるだろう。
しかし、バックダンサーをしているような、若くて才能で踊るDANCERとは異なり、
一般サラリーマンからDANCERになったZは教え手としては一流であった。
いつも、100%課題をクリアできなった。
「全部できるわけないだろ?できなかったら諦めて!一つだけ確実に覚えて帰れ!基礎が出来ないと、どのみちこの先の動きも出来ない」
「コンビニで買えるようなすぐ手に入るものはすぐ飽きるだろ?苦労して得るものだから楽しくて面白いんだろ?」
「1年頑張ればかっこよくなれるってよぉ」