ポートアイランド

京都は過去を
大阪は現在を
神戸は未来を


見ている街だ


いい表現だ、私もこの表現を推そう。そして神戸は未来を見ている。ほんとに夢見がちな街だ。あぶなっかしいけどね

 眼下には未来的な建物と、緑の合間を走る無人運転の交通機関があった。。自分の部屋も眺めがいいが、私の仕事場も写真を撮りたくなるくらいいい景色だった。常に六甲山と神戸の街が一望でき、ちょうど山の自宅部屋から港を挟んで対照的に存在しているのが私の仕事場。窓を一望できるが、窓に面していないポジション。目線を上げれば神戸が見える
いい景色には恵まれる人生だな、俺って
サルとナントカは高いところが好きだとも言う



目の前には例の南公園森が一望できる。確かにこうみるといい感じで森だ、森の中に建物の気配なんてありはしない。
「宿命とは不思議なものだな・・・ポートアイランドで働いているなんて」
神戸に戻ってから、ちょくちょく個人的にポートアイランドには探りを入れていた。ポートアイランドとは縁がある
ところでポートアイランドとは何か?
ここでアウトプットしてみたい、いいかげんだが思考空間研究所だってことを忘れてはいない

ポートアイランド
GODIEGO IN 中国 ? :  テクノロジーが発達すると人は、天空(ラピュタ)とか、宇宙(スペースコロニー)とか、海の上とかに都市創りたがる傾向があるようで・・当時増えすぎた街の人口を神戸市では、海の上に都市機能を持った人工島を創ろうと思いついた。それがポートアイランドの案だ


 私にとっていちばん古い記憶は2歳の頃。その頃の神戸は紛れも無く未来を見ていた。 ポートピア'81(神戸ポートアイランド博覧会)、古いアルバムには2歳の私が汽車の乗り物に乗って喜んでいる写真が写っていた。
ポートピアは大阪万博に次ぐ来場者数を記録1,610万人の入場者があり純益60億円を記録した。会場面積は約72ha。
この博覧会の成功は、1980年代後半の「地方博ブーム」の火付け役となり、神戸市は都市経営のモデルとして「株式会社神戸市」と称されるきっかけとなる。
 これがポートアイランドの街開きであり、はじまりであった。

昔日記で書いたが、ポートアイランドがいわいるバブル期のハイテンションなベイエリアのオリジナルであり、後の都市開発に先駆的な役割を果たした。
そして、ご存知阪神大震災が発生し、液状化現象という、人工島埋立地特有の現象を経験。防災の点でも先駆的な経験を世に知らし、いわば人工島の生き字引でもある。


その後、そんなテンションの高い存在も時代と共に忘れ去られ、ポートアイランドは静かな住宅地になった。新しいわけでもなく、古くて歴史ある街でもないポートアイランドはバブルの遺物になってしまった。


しかし、どうやら影では計画は進んでいたみたいで、震災で計画自体は白紙になりかけたが、新たに第二期工事で拡張、2005年に竣工。そして、あれやあれよと当然のごとく、南には空港機能まで持って都市機能は強化された。
そして30年経とうとした今、再び夢を見始めた。


私は勝手に”ポートピアのリベンジ”と言っている