直島の真の姿
美しいアートの島である直島。しかし、本来の真の姿はそれじゃない。
直島それは金塊工場だ!!
そう、直島の南エリアにある地下秘密工場では黄金を造る工場があるのだ。
そのうちルパン三世狙われそうな盛りすぎの話ですが、全部うそではない。秘密でもなく公知の事実で三菱マテリアルの直島精錬所がある。主にやっていることは貴金属の精錬。金のインゴットを造っているのは事実である。この直島の産業や経済はこの三菱マテリアルで成り立っていると言える。直島が沖縄の島々と違うのは、産業があるからである。パッと見産業臭さはないが、この島ごとが三菱の企業城下町といえる。美術館もそうだが、直島は地下施設が好きなので見た目穏やかな島でも地下部分に大規模な工場があってもおかしくないだろう。平地ほとんどない。島の住民は優先的に雇い入れているし、島のインフラは周りの島の中でも断トツいい。デカい小豆島よりいい。
ベネッセの島ではない。
『はぁ?過疎の島をアートが生き返らせたぁ?なにを言うか。別に死んでもおらん!』そう地元のオッサンはいいます。今回は島の人々とよく話したが、けっこう人懐っこい人ばかりで、いろいろよくしてくれた。やや粗い気質の人たちだが海の人ってこんな感じである。
すぐけなす。でもあっけらかんとしている。うちの死んだじいさんとそっくりだ。
瀬戸の男の共通言語だろうか。
僕が最近接している、岐阜の人たちと明らかに違う。同じ地方の人間でも根本の気質が全く違う。そして僕はどちらかと言えば本質的に西の気質なのである。なので未だに中京圏にはまったくなじめていない。