香港再研究
私は、2000年人生で始めてパスポートを手にした。そしてはじめて日本を出て、香港の地を降りた。
香港を選んだのは、なりゆきだった。書庫の王が私を誘ったのだ。旅行に
老紳士である書庫の王の付き人として僕は初めて香港の地に降りた。何もかも新鮮だった。しかし、驚くほど早く順応する自分にびっくりした。
ひとりで、僕はスタンレーにいた、その帰りに、何でもない風景であったが、僕は動けなくなった。明らかに感動していた。涙が出た。
それが『わくわく』だった
あれから10年が経った。僕は再度香港を見直すことにした。
もう一度、あの二階建てバスに乗る必要がある