青空からわくわくがあふれてくる

昼下がり、久しぶりに気持ちいのいい青空が出てきた。
何も考えなかった。僕はおもむろにかばんに本とカメラを詰め込んで
私の相棒の原付『みかんちゃん』にまたがって出かけた。
行き先は特に無かった、頭や目に入るかすかな何かに従って進むだけある。

私は気がついたら芦屋に来ていた。阪急電車が頭の上を過ぎていった。そんななんでもない光景をふと眺めたら、急になんともいえない感情が込み上げてきた
ああ
あああ!!
私は感動していた。すぐ『みかんちゃん』を脇にとめて、しばらく景色を眺めていいた。なんの変哲のもない風景だが、妙に懐かしく色鮮やかに見えてきた。懐かしくもありまた、新鮮でもあった。

うれしかった。なぜかうれしかった。僕は夢中であちこちを原付で走った。
この感覚
そうだ
わくわく』だ!僕はわくわくを忘れていたんだ。忘れていたわくわくという感情を僕はわすれていたんだ。

こんなにうれしいことは無かった
なにか新鮮で
今日は私はすべての人にやさしくできる自信がある