ひしがたマークの人々
とある銭湯であった。
２０代の若者と４０は越えているだろうか？
中年の男性がじゃれあってる。よくよく見ると不思議な光景だ。
その親しげな会話はまるで部活動の先輩・後輩みたいな関係だ
しかし、大人の世界で、この年齢差でそんな関係は存在しない。
だから不思議である。
｢おまぇなぁやめろやぁ・・・ははは・・・｣
これだけ年の離れながら、こういう接し方が出来るのはすごいなぁ
なんて仲のいい人たちなんだろう？
ぼんやり眺めていた。
体に◆の入れ墨が彫ってある。
あの人も、この人も体に◆の入れ墨が彫られていた。
それぞれ体の違う部位で様々な場所に掘られている。
精悍な若者には胸の真ん中に立派に彫られている。
中年の人には足首に
またあの人は肩に
どんな車でもトヨタ車なら解るように、車のどこかについているエンブレムのようだ
あ！！！
（私ももぼんやりしていたなぁ）
神戸の人間なら誰でも知ってる◆マークそれは
社会の影の最大組織
かの組織の鉄の結束とはああいう雰囲気なのか
だから兄弟って言うのね
