アートフェア2
「30年前にこれを始めたよ。最初は『何やってんだと』さんざん言われたねぇ・・・
20年前だった。『まだやってんのか?』と、ついに相手されなくなった
今は、アムステルダムや欧米の美術館でこんなに人が集まって、そりゃビックリする事になった。」
その初老のアーティストそう語ってくれた。
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マンガっぽい絵が増えたなぁ
僕は別に欲しくないけど
そろそろ帰るかなんて思っていた最後の部屋
へぇーそりゃ遊べますねぇなんて画商のおばさんと思わず長話をして、さおいとましましょうなんて思った時だった。
「君、ちょっと待ちなさい」
「そう君の事だよ!」
「おお、君はなんて物を持っているのだ」
そのアーティストが反応したのは。背中にしょっていた。私のホライゾンを見て興奮した。
「僕もこれ欲しくて気になってたんだよ・・」
「こうなんなんですよ・・・・・」
「で、こういうふうに使おうかと・・・・」
「おお、なんだ君は・・いいじゃない・・・・・」
ということで、さくっと帰るつもりが意気投合してかなり話し込む事となった。
面白いおっさんだ
そして今日、私の生涯で初めてアート作品を買う事となった。