姫人

「フッ」
(鼻で笑ったな・・人を食ったようなニヒルなやつだぜ。)


姫人
彼ら姫路に住まう人を姫人と僕は呼ぶ。散々前回に野蛮だのヤンキーだの酷い事を書いた気がするが、実は姫人は今まで私に与えた影響が多く、心の底では大好きだったりする。尊敬もしてるし、すこし恐れもしている。




『服に興味が無いヤツは、自分自信の主張が無いヤツや。そんな人は他人からも興味が得られないヤツや・・』
かつてそう言った男がいた

 大学の初めてめての集まり・・いわいるガイダンスってやつ。なんか初めの出席で居なかったら、入学は認めないって言う脅し文句が付いていた気がする。堂々と遅刻して、私の隣に座った男がいた。金髪だけど嫌味はなく、色がやや目立つ感じであるが、品のいい服装をしていた。隣の縁で大学で初めての知り合いになった。その男、姫人でとっても不思議な男だった。心理学の本を読んでいて(理系なのに・・)いつもズバット人の嫌のところを付いてくる、いつも平然とした態度で 時にはいい加減な教師にも論議で勝つぐらいの男だった。よく授業には来なかったが、勉強そのものが嫌いというわけでなさそうで、他の不真面目連中とはまた異なった雰囲気だった。周りのどのグループにも属さず、全てにおいて中立で、美味い汁を吸うことに関しては天性の実力があった。典型的なB型で、いい加減で、それでも言うことはとっても正しい。いつも議論して僕は負けていた。(一生かなわない・・・)かなり負い目を感じた。そんな恐怖心のような負い目がやがて、壁を作り、距離が離れていった。





現在(昨日のこと)

「フッ」
「あ、今鼻で笑いましたね、もうニヒルだなぁ○○さんは」
今言われた同じセリフを、昔言ったような気がするな・・・・・・


今なら本当に友達になれそうだ