東京と云う街々6「残り少ない余生を過すよ」

zex2006-11-08

朝5:00
うーん飲んだのんだ、家帰って寝なおそう・・・・って。今東京に部屋は無い。こんな時、帰るべき部屋が無いって悲しいなぁ。どうすりゃいいんだ?俺



ということで、ぶしづけですいませんがバスルーム貸してください。
朝から友人の家でシャワーすることとなった。本当に申し訳なく、非常にありがたかった。

「今から妻の実家の稲村ヶ崎に行くけど、一緒に行くかい?」
「行く」
(とはいったものの稲ヶ崎?って何処だったっけ??)
よくわからないけどついて来たら


稲村ヶ崎(つまり湘南)


あれ、江ノ島ですよね?サザンの江ノ島ですよね!『今何時!?そーねぇだいたいねぇー』の江ノ島ですね。リアルに見たのはこれで2回目だが、まじまじと眺めたのは初めて。

ここって湘南ですか?
そうとも言うね
何処から何処までが湘南って言うの?つーかどの辺が湘南なの?
じつはよくわからないんだ

こんなに見ていて飽きない海を見たのは久しぶりだ。

ああ・・・なんてやわらかい風だ。これが本当の湘南の風か。来て見てよくわかった。
「老い先短い余生をこの場所で静かにこの場所で暮らします」
何言ってんだ?
いや もうそんな感じの土地です。

これがうちの庭だよ

なんてすばらしいんだ・・・
海岸の山手の奥に存在する、秘密の庭。音は無く、空気が甘い。蝶だ・・・・池にメダカまでいる。世界がこんなに平和なら・・・・まるでナウシカだな


庭のベンチとテーブルでお茶をする。
生まれた子がよき子に育つように

家の門先がすぐ線路ってすごいなぁ、何もかも湘南ルールなんだ
平和と言うかなんと言うか



海は晴れた日よりもやや曇った日がいい、

海岸には湘南時間のマイペースな店が並び、休日に癒しを求める人がいっぱいだった。

近くには漁港があり、今はシラス漁の季節だそうだ。海を見ながら新鮮なシラスが贅沢にのった生シラス丼をほおばる。いくら丼とかマグロ丼に比べるとそりゃまけるけど、今しか食べれない旬の味だ。葱と生姜がいい感じでシラスの生臭さを抜いた一品だった。




雲から陽射しのカーテンが幻想的に伸び、トンビがなんとも自由に飛んでいた。


まるでゆりかごのようなだな・・・此処は



目を閉じーれば〜♪