いくら読書しても解らない事

電車にて隣の人が
恋愛マニュアルとか女性心理なんかの本を
がんばって読んでました。
お気持ちはよくわかります。
あることを成し遂げたいなら
まずは、マニュアルを読んで基礎を固めるのも手です。

しかし、
人の気持ちってそんなに軽いものじゃない
とぼくは思う
人から直接、やさしさの心やいろんな気持ちをもらって
初めて悟ることだってあるんだ


ある日、ある方にちょっとした私事を告白した。
他人事ながらとても残念に思ってくれた。
とはいえ、私はいつ通りにみんなに接して
楽しくてバカな会話を楽しんだ。
だって自分の不幸を他人に分けるなんて、センスが無いことだ。
それに、同情なんて僕は求めてはいない
「別にそんなにたいしたことじゃないよ、それに見方によってはいい事だしね」
って言って、楽しくいつも通り彼女とも別れた。



僕はひとり、部屋に戻ろうと駐輪所に自転車を取りに行った。
自転車の鍵を外していると
さっき別れたはずの彼女が一人、私の目の前にいた
!?
いつもとは異なるイレギュラーな出来事に一瞬事態の把握ができなかった。
彼女は
「私に出来るこことがあったら何でも言ってね」
「私ならこれこれで力になれるから・・・」


「ああ・・はんまにありがとなぁ」
今日、一度別れてから追いかけて思いを伝える行為が、
こんなに心の奥底に深く重く効くとは
初めて知りました。




注:彼女は俗に言う恋人の「かのじょ」ではありませんので誤解しないでね