これは国際化じゃない

昨日テレビを久しぶりに見てたら『日曜ビッグバラエティ ニッポンの田舎になぜ!?わが町自慢の外国人』を観た。
テレビ番組として、バラエティとして完成度は高かく面白かったが、一日たって考えてみるとなんか違和感を感じてきた。


 どの人も、日本人と言ってもいいぐらい日本化が強く、いわば日本に馴染んだ外国人の中で成功した最エリート。とってもいい例だけを綺麗にお涙ちょうだいで見せられた。これで『日本も国際化してるねぇ』なんて思わせる造りがなんか気持ち悪いと感じた。これで国際化なんて語っちゃいけないのじゃないかな?一部分のいいところを最大限にピックアップして気持ちよくみせている気がしてならなかった。
 無論、出演者の外国人のみなさん素晴らしい方々であることは間違いない。しかし、すべての人が日本人の配偶者を持ち、日本の文化に好意的であるという、運が良かった条件がそろっている気がする。

 本当の国際化って日本の文化に外国にルーツを持つ人を、田舎の閉鎖的環境で同化していることを誇らしげに褒めることじゃない気がするんだよね。僕は、日本人が他国の文化や習慣をどれだけ認めて、双方の関係性が築けている事が重要だとおもう。

『日本人みたいですね』と言うスタッフ。ちょっとムッとして『そのつもりでやってるんですけど』と答えるアフガニスタンのレジャードさんの言葉が気になりました。これってここまで頑張っている人に対しても日本人、外国人って区別したがるってことは・・・
http://www.tv-tokyo.co.jp/sun/backnumber/477.html