フィールドワークは地道な活動
街を調べる、歩いて調査するということはとても地道な活動だ。それは、まるで川で砂金を採る作業に似ている。ザクッと掘ってみて、石や砂をじゃらじゃらと篩にかける。中に光り輝くものがのこればみっけもんだが、多くは何も収穫が無い。かすかな噂、情報のははしきれ、文献からを頼りに地図にザクッとふるいを入れる。感性の網でざくざくと揉む。たいていはあまり収穫がない。
今日も汗水たらして僕は歩いた、決めた駅でおりて周辺をくまなく歩きたおした。
いい大人のやることではないのかもしれないが、土日の晴れた日はフィールドワークにいそしむ。僕は今日も独りでフィールドにいそしむ。もちろん好きだからやっている。
JR千種駅を降りたら、イヤフォンを外してiphoneの音楽を止める。荷物を入れ替え歩く準備をする。デジカメを出して動作を確認する。
フィールドワークが地道たる理由は、己の感性のアンテナ勝負である事である。これが鈍いと、拾えるもの拾えない。フィールドワークはそのときの偶然にかけるところも大きい、同じ場所を何度も掘るのも当たり前だ。本当に砂金を採掘しているようだ、今日は暑い日だった。
僕は覚王山の方向にとぼとぼ歩き出した。
いい感じの坂があれば登ってしまう。
カレー屋さん発見
なんだろうね・・・あの家