ハードル上げないでください

少々お待ち下さい、会議室に通されて緊張して待っていると
こんにちはお世話になっております。
これはおせわになっております
お世話になっております・・・
お世話になっております・・・
お世話に・・・・
(え!いったい何人出てくるんだ)


今日は朝から直行で客先に商談に出向いた。
なんとまぁ、買収されてとある大企業社の完全子会社になってから、汚い工場が真っ白なオフィスビルになっていた。

いやぁ親が変わると、人も性格変わるもんだなぁ。
もちろん買収されて、悲劇を見るることも多いが、よい親に引き取られたんですね。
というか離婚?母型に引き取られたって感じでしょうか?
すごく丸くなってました。いい会社ですね。


と、思ってる内に商談は始まった。
メーカー出の私は、いつも商談なんて研究室の片隅とか工場の事務室とかで
「もうちょっとまけてよ、おっちゃん」なんて冗談言いながら適当に商談していたが
今は事情が違う


今日は・・・
マーケティング、事業部、研究、技術、営業、その他なんたら
えええ!!何人出てくんねん!


名刺を配ろうとすると「すいませんこの春からの入社した新人で名刺がまだ無いのです」
とおっしゃる、ははん半分は新入社員か・・・

「いやいや、すまんねぇ」と事業部長がおっしゃる。
「君の営業を新人にもウチの学んでもらおうと思ってね」


(きょぇぇぇ!!やめんてそんな、ハードルガン上げするの)
(ていうか俺一人にこの人数って・・・・)


その学生から社会人に挙がってきた新人を眺めると、何とも言えない感じがした。
事実つい来ないだまで、彼らと対して変わらない身分だったし、俺自身社会人になった時と比べて、すごく仕事が出来るようになったわけではない。
昔より無意味に強気になったにしか過ぎないのにね、