今年の夏は暑すぎた

ナイス橋本―ワスレナイ...。 :

夏の暑い日、外で作業していた。
その日の日中は危険な暑さだった。気が遠くなる意識の中、何か自分の中で少し変わった気がした。なのも考えられない暑さの中、思考は止まった。本能と感だけしか自分の中には残らず、一切の思考と工程が排除された。ナカヌキヤみたいに思考という途中で仲介する問屋さんがいなくなった。そして感じた。


計画は第3段階に前倒しで進めることにした。


友人のホシヨミが言うには暑さの鎖の中では動けないが、「唯一あなたにはとって+なのは強い『交渉』のカードが憑いている。」と言う事だった。その意味は暑い時には解らなかったが、冷えて今になってそのカードが実行されたらしく。今そのカードの意味を理解し計画を進める事にした。せっかくなので、好きなCDを持ってホシヨミに会いに行こうとおもったが、ホシヨミの店は本当に消えていた。『もう私は必要ない』といわんばかりに。また、気が向いたらふらっと北野の街に戻って来るだろう彼女も神戸の人だ。私の友人の中で唯一の異常なぐらいモデル体形のホシヨミは宇宙人だったとしても、僕は「やっぱりね」程度しか思えないオーラを出していた。