4家の背後にある落石の恐れがある崖をする時に、役人を説得した話。
市役所なんて、なんもかんがとらんあいつら。県庁まで行ったが、たらい回しで、人を見るからジジイひとりが何か行ってもぜんぜん相手せんわ。
「それで、どうしたのじっちゃん?」
やつらに抜群な連中がおる
「誰?」
議員とマスコミ
「あ、なるほど、でどっち使ったの」
マスコミ
新聞社とテレビ局にビデオをばらまいてやった。落石の現場をよく映してナレーター入りのドキュメントを自分で作っての
「そりゃじいちゃんの得意分野やな」
映像という動かぬ資料がある以上、何もせんわけには行かないぐらい追い詰めてやるわけです。
戦略の立て方と、行動力はなかなかな祖父でした。
しかし、今、平和に過せていることに近所も誰もじいちゃんの作戦のおかげだと気づいていない。
「なーんにも感謝されんかった。金も出し渋りおって」
台風ごとにどッかの田舎で土砂くづれで生き埋めになって死ぬ人はいるが、死んだ後では手を打とうとしてももう遅い