銀河鉄道の夜

久しぶりに実家からサンデン山陽電車)に乗って帰ることにした。
小さい頃から愛着のある月見山駅。貧乏なサンデンのおかげで、私が小学校の頃からまったく変わっていなかった。
夜10時過ぎ、登り下りホーム共に、だーれもいなかった。無人駅になり住宅地のおかげで、音はまったくなく不思議な空間だった。
電柱の灯が、切れ掛かりついたり消えたり
日中よく晴れたおかげで、夜空は深かった。

いったい私は何かを間違えて、空間の狭間にでも堕ちたのだろうか・・・・



昔見た銀河鉄道の夜みたいだった。
神秘的だなぁ・・・・
確か最後は大切な友人が死んでしまったんだったなぁ・・・
・・・・・そんな今日実家にいたのは
・・・・・・・・・・・・今日は祖父の葬式だった。

アナウンスもなくスーと電車が着く
電車に乗ると誰も乗ってなかった。闇夜の中を私独り乗せて走る電車。




じっちゃんさぁ・・・最後に俺になんて言ったんだろうなぁ