夢を語る人

あにじゃぁ〜おなかへったよぉ
(××)
ごはんおごってぇ



(まったくコイツは典型的なネコ科のネコ娘だなぁ)


「おまえんち、あれだろ」
「ちょーかねもちじゃん。別に俺にメシねだりに来る必要ないだろ?実家の親に頼め」
(つーかなんで今日は言葉が東京弁なんだろう)
「用はなんだ?」


「アニキぃきいてくださいよぉ」
(なんだキモッ)
「最近勉強してるの、ね私決めたの」
「は!?」
「私CAになるの」
CA・・・・クリスタル・・アソシエイション?カ・・・Cだからカじゃねぇし
クリスタル・・(クリスタルから離れないなぁ・・ケイとはいいたくないなぁ)
「クリスタル・アホ」
「はいはい、関西人のお決まりのボケね」
キャビン・アテンダントだよ」
「ああスチュワーデスね。ドラマでも見たか・・」



 学生の時。私も救いようのないバカだった。でもこうやってストレート本気に夢を語るってバカな事をしていたなぁ。
そりゃ大人になるってことは・・・あれだ・・・やっぱめんどくさ・・書くに及ばない。よくマンガとかドラマである話なんで適当にしてだ
問題は、社会人のほうが現実を解っていてだ、もっとも事を理屈を並べるとだ・・・つまらんよなぁ。なので、ある意味逆も真なりと言う事もあるのではと考えてみた。つまり社会人の理屈はあくまでも社会の理屈であって正しい話ではなく、この子のいっている事にうちに正しい真理があるとしたらどうだろう?
彼女の瞳には曇りはない
そ、ウソではない


人は夢を見ながら生きている
人は希望を過程に進んでいる
人は食う為に生きているのではない
としたら・・・


『世の中甘くない』
しかし、そう物事を簡単に一言で決めてしまって、安心していれるほど
リアリティという絶対的だと思えるものにしがみつけるほど
それもまた甘くない