渋谷センター街の隙間に存在するカフェ

zex2005-02-06

渋谷センター街
歩きたくない場所であった。特に目的がなければ歩かないだろう。
きつい色合いが目立つこの通りは都市の影
夜の欲望が色めきたつ通りに人がぐるぐる入り乱れる
一人で歩くのが恐ろしく、精神に暗い孤独の影を生じさせる。
歩く人々からは一種の疎外感すら感じる。

「本当にあるのだろうか?」
ぐるぐると歩いて精神的にこたえてきたので帰ろうと思ってきた。
「在るとしたらここしかない、気配はある。しかし看板はない」
自分を信じ、エレベーターで4階へ昇った。
そして、そのカフェは在った。
とあるビルの存在しないはずの5階に在った。
 
『qwalunca cafe』

http://www.hypertown.ne.jp/dolce/cafemania/colum/col_qwa.html
「もし、幸福というものが見たいなら、いま確かにこの屋上にそれがある」

外界との差がそれを強く感じさせた。
冷え切った心を一杯のコーヒが優しく暖めてくれました。