神戸人は特殊でおかしい

大阪で飲んでいた時である。
「神戸の人なんや!ええなぁ」(大阪)
「いいですねぇ」(京都)

某番組の話だが、神戸人みたいというと大阪人、京都人は喜ぶらしい。
ここまで言われると、生粋たる神戸人の僕は貴族でもなったような気がして気分はいいが、自分自身は偉くもないのに思いあがってしまう危険性があるため注意が必要である。


神戸人たる自覚は大人になってしっかり持とうと決めましたが、変なプライドで身を滅ぼさぬよう気を付けたいところです。
さて、神戸人は”おかしい”。喋りの強い大阪人や奥ゆかしい京都人のキャラがあって、神戸人はなんか、はっきりとこれが神戸人だ!という確固たるものはない。しかし、京都、大阪から密かに一目置かれる神戸人とは何か?一言ではいい表せないその神戸人の”おかしさ”について考えてみよう


 神戸人の物差しをあんまり名古屋に押し付けるものじゃないない!と僕がよくお叱りを受けるポイントである。不快に感じた方もおられるだろう、本当に申し訳ない。これは、僕は日々反省すべき課題である。神戸人基準で考える僕は、おかしいと感じていたことは、どうやら僕のほうがまともじゃないのだという事である。


うまく言えない神戸基準を整理したい

・食について”おかしい”
 昔ながら豆腐屋が名古屋に無いと僕は言った。もはや現代において豆腐しか作ってない個人商店が街にあるほうがおかしい。そんな商売はもはや成立していないのだ。なぜか、スーパーで買い物せず、過去の遺物である豆腐屋を生かせてしまう神戸。おかしい
理由として、大阪の食への”安くて美味い”こだわりに対して、神戸は食への”安全”のこだわりがある。今でこそ産地偽造、有機農法フェアトレードなどメジャーだが僕の記憶では1980年代からそれ、神戸で当たり前に言っていた。それを、先頭に立って啓蒙したのが、あのスーパーの”coop”こと灘生協組合である。ゆえに神戸人にとって、ダイエーには”さん”付けはしないが、スーパーの範疇を超えているため”コープさん”なのです。なので、神戸人は大阪人御用達の”玉出”で怖くて買い物ができない。
 小学生の頃、ホカホカ弁当がお店で作っていいない事実を知りショックをうけて半泣きで文句をいっていた大人を見た事があります。放射能問題、偽装問題、食品添加物問題などは、もう気になって仕方ないみたいです。


・金持ちがおかしい
 神戸人は貴族みたいで、所得の高い人はいるが、成金趣味を見せびらかす人間など皆無に等しい。そんな輩は他の土地に行け。少なくとも神戸に住む価値はないとまで言わしめる。芦屋の金持ちの秘密主義さは、度を越えて不気味である。


・逆境にたいしての考え方がおかしい
 ボンボンで品がよさそうだが、実は逆境に強く打たれ強い。震災があって凶悪事件がなぜかよく神戸で起きて、やくざの銃撃戦があったり、挙句の果てに新型インフルエンザで街が閉鎖されたりとまぁいったいなんで神戸なんだ!?とういことが結構おきる。ついてないなんて、考えてもバカらしいので、この手の逆境について気にしなくなってしまっている。


・キレるポイントがおかしい
 神戸人のキレるポイントがある。それはリベラルでないこと。またはリベラルをバカにすること。神戸でヘイトスピーチした団体は街の外まで叩きだされた。私自身、ヘイトスピーチなど聞くに耐えないので同感である。しかし、近年暴力で対抗する人たちがいるようだが、同意できない。ちなみに”しばく”という言葉は戦闘型神戸人が使う言葉ではる。大阪人の”しばく”と意味が違う。