ノマドという海とも山とも言えない例のアレ

ノマド・・・流行りだが僕はこの言葉カッコイイとは思わない。
確かに旅人たる私はにとって香しく魅力的な生活スタイルである。しかし、ノマドもいろいろあるようなので一概にこうとは言えない。
漠然と定義されないぼんやりとした概念、生き方、スタイルとしてノマドがある。そして、自分自身で最近やっているのが安藤美冬さんだ。彼女の言葉は僕らの世代には聞こえはいいが、多分まっとうの大人が聞くとイラっとくると思う。しかし、僕はアリだとおもう。なんせ僕と同い年、受けてきた時代背景や旅好きなところは考えるところも同じだろう。


 旅人の僕なりにナマド解釈すると、ジプシーやノマド遊牧民)の歴史は世界的に古く現在も存在する、世界規模で考えたら珍しくもなんともないスタイルだ。つくづく最近思うのだが、特に製造業って農業に共通する何かがある。工場は畑で、定住してみんなで協力しなければ物は作れないところが似ている。ぼくは典型的な製造業を農耕民族スタイルの仕事と思っている。なので日本は『ものづくり』がもてはやされるとおもっている。定住民(農耕民族)からはノマドやジプシーが卑しい存在に見えるのは歴史の常である。

アリとキリギリスでキリギリスは一概に悪いとは言えない。



 僕も3年間中国人の社長に何かと鍛えられたため、生きて何ぼのスタイルが身に付いていた『仕事するために食ってる』日本人のスタイルを滑稽に思っている、僕もノマド的に生き方を狙っていいるが、彼女(安藤さん)のスタイルを真似ようとは全然思わない。


彼女のすばらしいところと、僕が常日頃考えていることの共通点というのは『実験生活』という点である。実は9割がた忘れていたが、このブログは私の頭の実験生活の場であったのだ。

 そこで根底に共通しているのが、バックパッカー人類学で書いてあったが、”既存のシステムから離脱して、何とかして自分自身で新しいシステムつくる”という姿勢である。

一生旅を続けれるシステムを造る
タイで暮らすため、びっくりするような方法でお金を稼ぐ
田舎に自分の村を造る。

 僕が思うにいいなぁ、うらやましいなぁと思える人間というのは、自分自身でシステムを造った人間である。



最後に友達がウッカリ安藤冬実さんを4/14に名古屋に呼んでしまったらしい。ツイッターで講演依頼でもしたのかな。興味がある方はどうぞ。
https://www.facebook.com/events/122525147931187/
http://peatix.com/event/11441


旅を生きる人びと―バックパッカーの人類学

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