旅人を受け入れられない企業にグローバル化はありえない
『僕ら旅人は社会的マイノリティーです。』
先日の旅人交流会での冒頭の話だ。旅人(バックパッカー)の諸君は普段から思うところがあるだろう。日本の企業システムは旅人にぜんぜん適合していない。
・話す内容がことごとく会社の周りの人と合わない
・自己責任の個人行動が身に付きすぎて、組織のチームプレイが不得意
などなど、旅人であると会社では肩身が狭い
僕も会社ではマイノリティーであること強く意識せざる得ない事は多々ある。長期会社を休んで海外に行く会社員は、空気を読まないヤツということで、迫害を受けてもしかたない。僕はお盆に海外旅行へ行くために(別に有給を使っているわけではない)海外に行く場合は、ツアー会社・滞在目的・ホテル名を申請書に書けといわれた。『そんなもんぜんぜん決めていません』と言い張ったら、メンドクサイ事になった。
世間ではどの企業もグローバル化だとか、海外のオペレーションとか言ってます。社内英語化!!とか過激である。まぁ僕に言わせれば滑稽です。じゃ聞きますが、白人の人や黒人の人を日本の本社で、日本人同様の待遇で働かせられますか?純粋イスラム教徒と一緒に日本のオフィスで仕事できますか?
日本人のあの残業漬けで、長期休暇が取れないワークスタイルを彼らは受け入れますか?
無理でしょう?
僕ら旅人やバックパッカーは日本の社会ではマイノリティーです。しかし、海外の先進国(欧米)ではとてもメジャーな存在です。
何処にもいますし、企業内に当たり前に存在します。ドイツではバカンス中に国内外出もせずダラダラしていると変人扱いされるぐらいです。そして、海外企業は旅人が海外で培った経験を社会で生かすシステムが存在します。それが、日本の企業には全くありません。
はっきり言います。(あくまでも僕の偏った意見です)
日帰りの国内旅行に行ってきて、社内にお土産によくわからない饅頭を配る。
→なんの役にも立ちません
2泊3日の韓国旅行へ行ってきて、よくわからないビスケットかチョコレートを社内配る
→まったくもって無駄です
デジカメと内視鏡で有名な某大手は、グローバル化を歌い欧米人を社長に据えました。その後どうなったか?あまりにも酷い結果に終わりました。
日本は、本当の多文化社会を本気で理解している人があまりにも少ない
あ、そうだ旅人専用の転職サイトなんかあったらいいかも!