東京駅を歩く

時間があったので東京駅の駅ナカを歩いた。いったいここは駅なのか?デパートの中なのか解らなくなる時がある。それぐらい広くそして多くの人が目的に向って歩いていた。そんな中、目的もなく純粋に観察していて気付いたことを残す


東海道新幹線の改札口は背広姿のビジネスマンでいっぱい。一方、東北・上越新幹線には背広姿が少ないのだ。いないわけではないのだが、圧倒的に東海道新幹線より少なく、東北・上越新幹線の改札口前のベンチには疲れ果てた老人ばかりが座っている。


ここから解ること『東北にビジネスで行く用事は圧倒的に少ない』ということ。
東海道の先にある街に比べて、東北にはビジネスで行く事がない。
なぜ?東北には西の街ほどビジネスが少ないのか?それは震災だけか?
なぜ東北に産業が興らなかったのか?
新幹線を引っ張ってきても、結局産業は発展しなかったのじゃないか?新幹線がわが街に来れば、街が発展するなんて、結果的に大嘘であったのでは?
東北頑張れ!日本頑張れとポスターを張るのはいいが、東北の経済や産業について大胆な事をやらなければならないと個人的には考える。



誤解しないでほしい。
僕は東北は好きで、バカにしてはいない、別のアプローチをすべきだと思う。産業やビジネスだけが街の魅力ではない。むしろ、あの東北の神秘性はすばらしく、旅行資源としてもっと評価されるべきであると僕は思う。田舎であることを恥じるな。むしろそれを前面に出して誇ってほしい。

そもそも有史で東北に都文化の影響は全くなく、仏教すらまとも知らない状態で近代までやってきた地域があるのだ。もっと東北ならではの文化の可能性を追求してほしい。


そう感じた東京駅でした。



暖かくなってきたら、車でも借りて東北でも行こう