出来れば振りたくなかった運命の賽子

ホシヨミ、世話になったな。
・・・貴方と私は同じ人間だからね。



解ってるさ





また去る前に一度おいで





またこれを振る事になるのか?もう正直気が進まない。
しょうがないことなんだ。


渡されたサイコロを振る以外の選択肢は無いようだ。
振るにしてもだ、その目に書いてるのは数字ではない俺の運命だ
しかも賽の目はいろいろな事を示している。消えたり、新たに示したりだ。しかしどれも気乗りがしない内容ばかりだ。禍々しい・・・・


ホシヨミはこのタイミングで仕掛けろ(振れ)と俺に助言をした。
俺は今回は正直にすべて彼女の言うとおりにする事にした。もう自分でも自分の未来なんかに期待する力が昔ほど残ってなかったのだ。


そして私は賽子を振ってしまった。
その賽の目には何にも書いてなかった。終わりか・・・いや!
書いていない賽の目から急激にいろいろな事が浮上してきた。


また!キミか!