下町銭湯のある日

梅雨なので、気持ちが悪くって仕方ない。そうだ銭湯に行こう。
と言う事で、通りを挟んで二宮地区の銭湯にやってきました。三宮駅前なのに二宮はガラリと雰囲気が変わる。道路1本隔たそのエリアは下町であった。なぜこの街がそのまま開発ほったらかしなのか?それは暗黙の了解で決められている事なのだ。


スーパー銭湯は800円ぐらい料金取るけど、銭湯は一律380円である。サウナは別料金
気持ちよく湯船につかっていいた。大きな男がたくさん入ってきた。眼鏡ないのでよく見えなかったが、同じ湯船に入る時、気がついた。
悪役商会に負けないくらい、悪役顔。


とーいいますか・・・カタギの人じゃござんせん。


気がついたらみんなそのスジの人だった。といっても普通にしてれば一般人にいきなり牙を向く事はありません。そいえばここは彼らのテリトリーでしたね。銭湯で服着て入ってきている・・と見たら刺青だった!
わぉ
ホンモノだわ
刺青の人も受け入れてくれるお風呂屋さんは必要なんですね
そんな時・・・サウナの入りすぎでおじいちゃんが倒れた。
すると、間髪入れずに体の大きな連中が動いた。「おじいちゃん大丈夫か!」彼らは臆する事もなく老人を運び、脱衣場で介抱した。
そして、鮮やかに救急車を呼んだ
さすが任侠ありますね・・・素晴らしい対応です。震災時に秩序を失わなかったのは、このようなシステムが働いたと後日談で聞いた事があります。

不詳私、水風呂の中で出るに出れなくて。サウナで倒れた人間にはどう処置していいかすごく考えていた。