動けよ!おい!

朝起きたら両腕が動かなかった。
筋肉がズタズタだ

なさけねぇ・・・

(動けよ・・!おい)
(なんで動くかねぇ!俺の体)
(ぜってー許せねぇ)

衰えた自分の体が許せなかった。ことHOUSEがかかっている踊っている時には、自分の中では許しがたい。


精神も、神経の運動制御もついて行って。しかし、体だけが音感応に反応しきれない。俺は汗にまみれて地面に這いつくばっていた。惨めなぐらい息切れしている
(こんなに地面と仲良くしたのも久しぶりだぜ)
筋肉は己の体を支えるだけあればいい。しかし、現実は自分の体すら支えられなかった。
地球って重いなぁ、自分の体ってこんなに重いんだ。この腕も、この足も、この頭もこんなに重い・・普段ボーっとたっているけど、自分の体をしっかり保てないほど体はほっといたら衰える。



これほど罪悪感に悩まされたかとは無い
自分するら支える事が出来ないほど体を
自分自身で決して認めるわけにはいかないのだよ


まぁ初めてのレッスンでフロアーとかブレイキン的な技をやらすヤツもどうかしているけど・・・