バクダットカフェ
私は『バクダットカフェ』を知らないカフェオーナーなんてもぐりだと思う。
バクダットカフェは何処にあるかって?
それは・・・君たちの心の中さ・・・(キラーン)
「この湿度でカビが生えているだろ頭に」
監督P・アドロンが、「シュガーベイビー」に続き、女優M・ゼーゲブレヒトと組んで創った、砂漠に芽生えた女と女の友情の物語。アメリカ、ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ道筋にあるモハヴェ砂漠のはずれ。そこにある、取り残された様な寂しげなモーテル“バクダット・カフェ”。ここをきりもりしているのは黒人女のブレンダだ。役に立たない夫、自分勝手な子供達、使用人、モーテルに居着いた住人たちにまで彼女はいつも腹を立てていた。そんなある日、ひとりの太ったドイツ女がやって来た。彼女の名はジャスミン。大きなトランクを抱え、スーツを着込み、砂埃の道をハイヒールで歩いてきたこの奇妙な客に、ブレンダは不快な表情を隠そうともしなかった。だが、この彼女の登場が、やがてさびれたカフェを砂漠の中のオアシスに変えてゆく……。冒頭、不安定なアングルで始まるキャメラ、何とも言えない不思議な色合いの映像、そんな中で繰り広げられるこの二人の物語は、観ている内に気持ちが暖かくなっている様な、妙な魅力を持つ素敵な作品。加えて、公開当時大ヒットとなったジュベッタ・スティールが歌う主題歌“コーリング・ユー”が、この映画の持つ雰囲気にぴったりマッチしており、映画の味を何倍にも膨らませると同時に、乾いた砂漠に奇妙な表情を与える印象的なモチーフとなっている。
夏の暑い東京の昼下がりだった。
「マスターこの音楽・・バクダットカフェのあれだね・・いい選曲だ」
そう隣の客は言った。
まるで、だらだらとしたくそ暑い昼下がりがとってもいい心地になる
優しくて伸びのある主題歌の『コーリング・ユー』がまるで空間を間延びさせる。
「だろ」
(さすがだなぁ・・・マスターは・・)
その時、私がバクダットカフェに触れた最初の時だった。
もちろん神戸にもあるよバクダットカフェは西元町に・・・
『バクダットカフェ』をこよなく愛し、ジャスミンおばさんが切り盛りするジャスミンダイニングというお店が西元町にあります。
両親とジャスミンダイニングで食事をしていた。
こじんまりとして、すっきりしていて。内装がデザインされているわけでなく。ちょっとしたお宅のダイニングとういう感じですが、ウマイ。創作中華料理ですが基礎がきちんとしてストレートに普通に確実な味わいです。なんとなく話しながら食卓を囲むにはちょうどいい雰囲気だったりします。
なんせダイニングですから。
ファミレスもマクドもダイニングじゃ・・ないね