⑨アルケミストと麻雀

はい、前の日記で怪しい事言ってましたね。それと今回の状況となんとか説明してみよう。
現在の状況は独りで凍えている私。一番の敵は気候と不安


 言葉では説明できませんが、私は科学者のはしくれでありながら、非科学的な縁(エニシ)の力を信じる人間でもあります。そしてアルケミストでもあります。アルケミストとは、パウロ・コエーリョの代表作にあやかって定義つけた。
”自分がなすべきことをしようとするとき、周りのあらゆるものが力を貸すであろう”
というこだりに准ずる。その、漠然な宿命の力を感じ、信じることが出来るということだ。


そして、夕暮れのこの街に微かながら、何か私的に感じる者があった。それに合して行動を起こす、そして私にはその能力がある。その能力とは?

夕暮れの鳳凰の街を歩く。行動といって街を隅々まで歩く事だ、「何か発見があるはずだ」直感がそう言う。

・城壁に登ったり・・
・飴屋のお兄ちゃんを冷やかしながら、生姜飴をタダで貰ったり・・・
どぶろくみたいな酒をいっぱい売っているおばちゃんと酒を試飲しながら、喋ったり・・・・


ちげーよおばちゃんこの酒だってばよ!つい、わかんないであろう日本語で話していた時・・
その瞬間、同時にお酒を買っていた女の子が微妙な反応をした。
ん!?(もしや・・)
「貴方はニホンジンですか?」向こうが話しかけてきた。
久しぶりに聞く日本語だ・・・・「そうです・・・」(釣れた・・・マジかよ)


解説しようその能力とは?
 感じていたのはアウェイの中の仲間の存在。性悪な商売人ではなく、現地の友好的な協力者を見つけれる事
 そして、私の能力とは、つまり人運だ!


 彼女は丁寧ないかにも日本の女学生が書く丸文字で、かわいく『そうちん』と書いて名乗ってくれた。現在、張家界で日本語を学んでいて、そこそこ喋れる。何より・・・ちょー優しいんだわ彼女。
 言葉が通じれば風向きは変わってくる。不足していた情報が彼女からどんどん補給されていく。そう、不安なのはつまり情報が不足しているからなのだ。そして、ちょうど明日、張家界に帰るそうだ。ナイスタイミング!


ということで


張家界のそうちんが仲間になった。
そうちんの守人シュウシュンが仲間になった。


旅は麻雀、手元に入っていくる牌から役らできる。役がそろえば天国に上がりってな・・・