zex2005-05-03

よぉ
この先行き止まりかい?
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そんな顔すんなよ


東京に来てから猫が好きになった。
昔は犬が好きで猫が嫌いだった。
素直で愛くるしくストレートに感情を表現してくる犬は
解りやすい
一方、猫は理解の範疇を超える


東京ではブランドカバンとブランド犬を抱えて、街を歩くのがハイソな女性の姿らしい。
みればみるほど滑稽な絵だ。それが、さも当たり前のように振舞われている。
犬も主人にふさわしい存在となるべく、生き物として、ファッションとして隙が無いように改良されている。
やはり滑稽だ。
最近犬が嫌いになりつつあるのは、生き物に見えてこなくなったからだ。
獣臭さが無くなり、獣特有の神秘性が無くなって、主人のモノに成り下がってしまった。
人の下僕としての獣よりも、哀れな存在になっていしまった。
モノとは会話はできない


猫は街に憑く精霊みたいな存在だ。
押し付けがましくなくそれでいて時には甘えてくる。
孤独を楽しむその存在が、透明感のある獣として。
魅力的に見える。
そんなことで猫が好きになった。


たぶん、何より猫が好きになった理由は
自分の存在が猫に近くなってきているからだろう
昔みたいに自分に自信が無く、真面目に群れて生きていた
犬ではなくなってしまったのだろう