レイトショー

zex2004-10-24

見たかった映画を見に行った。
その名は
モーターサイクル・ダイアリーズ
すごーいよかったです。ぜひお勧め

チェ・ゲバラの若き日を描いた作品。映画中にキューバでの革命の話はまったくない

以下内容
23歳の医学生エルネストは、親友アルベルトとともに中古のおんぼろバイクに駆(の)って南米大陸を縦断する冒険の旅に出る。それは金も、泊まるあてもなく、好奇心のままに10,000キロを走破する無鉄砲な計画だった。喘息もちなくせに恐れを知らないエルネストは、美しい茶褐色の瞳で出会うすべての人々を魅了する。そんな彼を支えるアルベルト。
「つまらない大人になりたくなかった・・・・」

ガエル・ガルシア・ベルナルの演技も気に入った。とくに喘息で倒れるところは、息継ぎできない苦しさがよく伝わった。
そして、バイクで冒険の旅に出る・・・私はこのタイプに弱い。

息子エルネストの冒険を反対していたエルネストの父が最後に、「私は本当はお前がうらやましいんだ、後もう少し若ければそのバイクの座席には私が座っていたよ」と言って送り出す場面が心に残った。


そういえばバックパッカーしていた時に鑑真号で出会った。無謀な二人組みは今頃どうしているだろう?バイクでエルサレムまで行くそうだ・・・
彼らはつまらないおっさんとは仲良くしなかったが、船の中で知り合った小学生ぐらいの男の子と仲良く遊んでいた。なにより子供に好かれていた。私もそんなに会話しなかったが、対極図についていろいろと話した。船を下りるとき、呼び止められ「これあげるよと」と言って三島由紀夫の小説を私にくれた。そして、しっかりと握手して別れた。彼らの瞳はとても澄んでいた・・・
映画を見ていてふと、過去を思い出した。


秋のよく晴れた空を見ていると私の放浪癖が顔を出す。
今すべてを捨てて旅に出たいと思わせる

そして、私は映画のレイトショーを堪能しすぎて終電を乗り過ごしてしまいました。