規模の大小は企業間競争には関係ない。
「格言」 規模の大小は企業間競争には関係ない。問題は技術である。管理技術の定着、固有技術の開発力、これが勝負の本筋である。
価格競争を避ける唯一の手段が技術
中小企業が巻き込まれやすいのが価格競争である。この不毛の競争を避ける唯一とも言える手段が技術である。プロセスイノベーション、プロダクトイノベーションともに重要である。
同じ物を生産しても、他社の10倍のスピード(10分の1の作業時間)で生産できれば、同じ土俵での価格競争はしないで済む。他社では作れない物、他社ではできない加工技術、つまりオンリーワン技術を持てば、価格競争から逃れられる。しかも、1つの技術を研ぎ澄まして戦う方法は、ゲリラ戦に似て、企業は小型で動きが速い方が有利である。
どんな時代が来ても、どんな環境に見舞われても、生き残り、そして発展を続けることのできる経営――。これこそ中小企業経営の神髄であり誇りである。