徳島神山町 Traditional ex-sake brewery and bar(カフェ オニヴァ)
行ってきた人のレポートを聞く限り、ITで地域振興が成功した田舎のモデルとしてもてはやされているが、実体はどうだろうか?
レポートした当人は地方再生等をやっているコンサルやその関係者だったが、地方移住に期待が強すぎるのではないだろうか?
私はこのモデルを岐阜や愛知に持って成功するとは思えなかった。直感的に岐阜と徳島が同じ田舎でも田舎住人の意識の差があると考えていた。
自分の目で見てみたい、そんな思いで神山町に行ってみた。しかし、そんな難しいことは自分のスタイルに合わないので、遊び8割ぐらいの意識である。
何処に泊まるべきか?神山の事を感じれる個性的な宿は?するとairbnb気になる宿が見つかった。今回はその宿の話です。
その泊まった宿ですが、実は日本のairbnbの民泊で最高レベルと評価される宿だと後で知りました。
その宿は小さな集落にあった。周りはコンビニが一つあるが、水が綺麗でいい感じで何もない田舎だった。そこに、不釣合いなオニヴァというフランス料理店がある。その奥で民泊をしている宿であった。この宿、こんな辺鄙な場所にあるのに予約が非常に困難な宿だった。宿泊費も一人5000円くらいでゲストハウスと呼べる程度だった。
感じのいいホストの女性のIKUKOさんは、宿について二、三話すとまるで全てを理解したようにいろいろ、私たちにベストな提案をしてくれる。神山町を全く知らず闇雲にやってきたが、キーパーソンを見事一撃でゲットしたようだった。(後にそれは本当の事だった)
彼女に教えてもらった町で使われていた劇場に行く。昔から演劇などがここで行われていたようだ。観光地ではないが渋いスポット。そして
天井が素敵だった。昔の文化だが、アートのレベルまで達していた。
次に滝を見に行く。秘境感満載の滝だった。
フレンチの素晴らしいディナー
夕方戻ってくると、この宿はフレンチレストラン。地方の食材をふんだんに使ったものが食べられる。
食前ドリンク シソジュース
爽やかさが口に広がり、日中かいた汗と暑さが引いて行く感じです
スープ 丁寧につくられたコーンスープ。もちろんコーンは神山産
前菜。少量ながらどれもしっかりした味わい
メンディッシュ 天然カンパチのムニエル
クスクスが添えられているのが私の心わしづかみ。どれもですが、当然のごとくおいしい。
デザートのガレット。温かくて冷たいマリア―ジュ!ううう、もう!
って感じです。
宿の雰囲気
宿は昔のおばあちゃんの家っぽいが、トイレなどは近代改修されており、欧米人も満足するクオリティでした。
元酒蔵だそうです。今はお酒は造っていないそうです。
庭はこんな感じ
マルシェを覗きに行く
翌日、朝マルシェが行われていることをホストのIKUKOさんから教えてもらう。
神山バレーサテライトオフィスコンプレックスの中でマルシェは行われていた
場所は田舎なんだけど、やってる事と人がなぜか都会的だった。こんな田舎だけど白人の人けっこう見える。観光者という雰囲気ではなく、多分住んでいるのだろう。白人の妊婦の御夫人をみると、ナチュラルにいろんな人が住める田舎という、素晴らしい価値こそが、神山の本質ではないかと思う。
ここで、宿のホストのIKUKOさんも再会する。昨日の御礼を言って別れた。
そこにいた、古本を出している人に昨日彼女の宿に泊まった事を話すと、彼女は元〇〇(世界的IT企業)のとても地位のある御方だと背景を教えてもらった。
凄い人だったんだ・・・
そして、彼女の宿は世界中のairbnbの宿でも指折りの評価がされている、すごい宿だと知りました。日本ではairbnbのリーダーとされる宿で、airbnbにオブザーバーとして助言するほどの立場だと知りました。
廃墟のような元ホテルでランチ
閉店したスキーホテルで釣堀とコイ料理を出してくれるという事で食べに行った。凄く幽霊が出そうな建物でしたが、とても美味しかったです。
何かの記念に家族を連れて行きたい宿でした。