最近の中国の宿のホスピタリティ

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四川省成都の宿泊先を探していた。中国のホテルと言うのは★評価があてにならない。だいたい5★でも―2ぐらい差し引いて妥当と行ったところです。

 

去年も大手チェーンのイビザホテルに宿泊しましたが、予約サイトの評価のわりにまぁまぁ。泊まる分には可もなく不可もなくだった。割と高級という事だったが、日本の東横innと差が無い。もしくは少し東横innのほうがいいぐらいでした。

 

どうしたものか?

そんな時、agodaで探しているとサービスアパートメントが数件出てきた。いわゆる民泊というものである。便利な街の中心地で一泊240元、およそ3600円程度。宿泊口コミ評価は10段階で9以上の評価の「パンダアパートメント」に予約して泊まってみました。

出発前、私の携帯電話に国際電話がかかってきた。

ん!?国際電話?不審に思ったが電話に出てみると、件のサービスアパートメントからで、来れるか?迎えが必要か?などなどの確認電話だった。

そして丁寧にメールには地図と行き方の写真を添付したものが送られてきた。

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なかなか、細かい気配りである。サービスアパートメントというのは普通のアパートなので辿り着くのが困難である。こういう配慮があるのはとてもありがたかった。現にとても役に立ちました。

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普通のマンションなので廊下はこんな感じ。受け付けの部屋をノックしてみると、元気な女性の声が返ってきた。ドアを開けて出てきたのは18~20才ぐらいの女の子。高校生かもしれない。とても流暢な英語を使う。

元気いっぱいで「あなたがアキラね、待ってたわよ!」とフレンドリーに対応してくれた。

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部屋はワンルームの高級マンションって感じで申し分のない清潔さ。内装も家具も中国らしからぬ感じ。IKEAのモデルインテリアみたいな感じでキッチンもついている。

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窓側には観葉植物

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外の風景。場所は都心なので成都都心の高級アパートエリアみたいだ。

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パンダアパートだけにパンダ押し。よく見ると半分レッサーパンダやん!パンダちゅうたらそうやけど

 

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こんなところにもパンダ

 

 

 

案内してくれた女の子が、いろいろ丁寧に説明してくれる。部屋の設備や周辺の食事どころまで、とても細やかな心遣いである。手作り地図も渡された。日本のおしゃれなゲストハウスでもここまでできている宿泊施設は少ない。ガチガチの大人がやるとダメなんだろうと思う。「おもてなし」は何も日本の専売特許ではない。

若いセンスで精一杯考えて行われている、このパンダアパートの接客はホテルを上回っていた。

 

「何かあったら、なんでも相談してね!ごゆっくり」

そう言って女の子は去って行った。

 

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 このアパートとにかく場所が気に入った。街の中心に近く、地下鉄人民公園駅から近い。朝は人民公園を散歩できてとても気分がいい。

 

 

もう一度思い直すと、中国だってすばらしいおもてなしが出来るし、むしろ日本が学ぶ必要があると思う程でした。