香膳さん


コレツクテミタ
お兄さんどう?ウイグルと味はドウチガウ
・・・あっさりしてるね。
現地のほうが少しコクのある油があった。それと深い甘み。一緒に炊かれる人参が甘いんだよね。


「そう!そう!あの人参が日本では手に入らない。日本人向けに羊肉の脂をわざわざ落としている。今日だけでも肉か取った脂はこれだけある。」
そう言って僕の前に瓶いっぱいに入った固形油脂を見せてくれた。黄色いんだね羊の油って。



先日いつも私が入り浸っているウイグル料理香膳のショウさんとお話していました。
羊肉ポロはウイグル料理の代表的な料理。ぜひランチでも出したいが、割高となってしまう。
ちょっと値段下げてみたら?そう助言したが、高齢のショウさんは譲らなかった。自分がつくっている料理や仕事に対して、純粋な自信を持っていた。ここの料理は美味しくて僕は、よく食べに行く。私がこのお店の料理が本当に3度目に食べた時に気が付いた。初め食べたときは、不味くはないしおいしい。というレベルで、実は真に美味しいとは確信が持てなかった。
ショウさんの料理はそういう味なのだ。ある意味プロでなく、それほど大事じゃないところは手を抜くといった事はしない。プロの飲食業としての割り切りが一切ないのだ。
なので、そこそこ解っている人物でないとその美味しさに気付かないという問題があった。