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外国人コミニティフェア2013に行ってきました

 facebookのつながりで『外国人コミニティフェア2013』がやっていると聞き行ってみた。


 外国人コミュニティは最近気になるところで、各国のコミュニティに深く入り込んでみようと考えているからだ。タイムリーなときにちょうど、高野秀行さんの『移民の宴』呼んで感銘を受けたこともあった。

移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

 『そんなに海外旅行に行けないのなら、日本の外国人コミュニティーを尋ねれば、日本にいながら海外旅行に行ける』なんてバカな事を考えている人が、僕以外にいたのだ。偶然とはいえ、高野さんは僕の憧れの作家さん。読めば読むほど僕の腑に落ちるところがある。僕も今年は名古屋にある外国人コミュを調査することにした。個人的な趣味で


 イベントは中京大学という、僕にまったくなじみのない大学行われた。いかにも大学生主催のイベントということで締りがなく、ゆるく行われていた。僕はもうちょっと、多国籍な露店が並んでいて、変わったメシが喰えるかな思ったがなんか違った。出し物も正直これだけ?という数でまぁ外国人の子供がキャキャわいわい遊んでいる。なんかただの公園に来た感じだった。ちょっと残念なイベントかと思いかけていたのだが、実は思わぬ収穫があった。

 移民の宴を読んだ影響か、僕は高野さんがばりにに移民の人たちにインタビューをしてみた。

希少なボリビア人コミュ

 ボリビア人コミュの人がいたので、話を伺っていた。名古屋の外国人コミュと言えばブラジルとペルーというが、ボリビアは極めてレアである。もしかしたら人生で初めて会ったボリビア人かもしれない。ブースにいたのは、流ちょうな日本語を喋る日本在住23年の年配の婦人と、若い女の子であった。御夫人の旦那様は日本人でどうやら商社マンでボリビアで知り合って結婚して来日したとのこと。昔の日本の商社マンはたくましかったなぁと会話しながら思い出すのであった。
 そして、若い女の子の方は聞けばお孫さんとのこと。これまた普通に日本語を喋る。言葉が非常にネイティブ日本語なので、日本生まれかと聞いたら、3歳で日本に来たという。スペイン語は喋れるが9割日本語で生活しているとのこと。一目で南米系と解る顔だが、ネイティブな日本語喋っていると雰囲気がちょっと顔の濃い日本人にも見えなくはない。在住外国人ではなく、外国籍日本人という言葉が頭をよぎる。
 そのボリビア人コミュは何処に存在しているかというと三重である。なんと三重に900人ぐらいボリビア人が集まって住んでいるという。ただまだ街に表面上その存在を感じるほどではないらしい。ボリビア料理店もまだなく、食材の調達には大変苦労しているらしく、誰かがボリビアから日本に来る際に持ってきてもらっているとのこと。ボリビア料理で何が美味いかと聞いてみた。すると、何度聞いても覚えられない名前だが、チーズご飯みたいなものがあるらしくこれが美味いとのこと。
 今度ホームパーティーでもやるなら呼んでいただけないだろうか?と切に思うの私であった願うのであった。


コミュニティーというのはまず、その土地で成功した人がいてその人が求心力となってコミュを形成するというパターンがある。ボリビアコミュも典型的なパターンである

在日朝鮮人は特に珍しくないと思っていたのだが、思わぬ盲点が


 僕の故郷神戸にしても隣の大阪にしても在日朝鮮人との深い苦悩の歴史がある。偏見が絶えないが、うちの父親にしてもチョンは絶対信じるなと言われて育っている。が、なんだかんだと関係が改善してきていると僕は思っている。あくまでも神戸での話だ。
 小さい時から街にあたりまえに存在しているコミュなので注意を払わなかったのだが、彼らが発行している、在日朝鮮人用フリーペーパーを見てびっくりした。そこには、丸の内のOLのようなノリで平壌で働くキャリアウーマン特集が掲載されていた。もちろん日本語で、きれいなカラー特集の記事である。これはびっくりだ。北朝鮮の旅行記や体験記などをネタにして本にしたり記事にしている。
 しかし、その内容日本人が北朝鮮に旅行すると見張りがついて自由に行動できない為なのか、かなり内容が薄い。内容も似たり寄ったりだ。写真撮影も制限されているせいでまたく謎の街である。北朝鮮の街を自由に歩いて深く、普通の街の住人にインタビューなどできない。平壌のリアルな現状を一切知る手段がないのだ。謎の敵国都市で、未だに貧しく前時代的な生活を行われているいるものと考えられていた。

 それがだ、このフリーペーパーに貴重な平壌の街情報が、R25みたいに堂々載っている。え!いいの!というぐらいにだ。盲点だった。在日朝鮮人には日本人の縛りがないので、今の平壌をフリーに歩けるのだ。そのインタビュー写真の背景から察するに普通の電化製品や医療機器はあるようだし清潔だ。日本と見た目それほど変わらない。この雑誌結構内容もしっかりしている。内容の真偽は不明だが、造りこみがしっかりして、平壌ナウがレポートされている珍しい雑誌である。