斜景・借景

zex2013-01-03

故・司馬遼太郎は「神戸の住人は神戸の素晴らしさについて維新の志士のごとく語る」と表現した。

故・中島らも「大阪と一緒にしないでくれ!」と叫び続けていた。
僕もまたその類なのだ


三宮から芦屋までの阪神間には感性の高い人種が集まる傾向にある。どっかの芸術家がいったそうだが、生駒山を見ていると絵が上手くならない。六甲山を眺めていないと絵が描けないそうだ。

有名な画家がいったらしいがだれだっけ?

神戸の景色は美しい。
今日は常に目に入る景色の美しさ。『斜景・借景?』についてまとめてみた。


『遠いものは大きく、近いものは小さく見えるだけのこと。』

宮崎駿耳をすませばでの言葉だが、遠い所に大きなものが見えると空間が歪んで、ダイナミズムが出る。この手法は宮崎駿が使うテクニックだがその基となったのが、イバラードである。

イバラード物語―ラピュタのある風景

イバラード物語―ラピュタのある風景

神戸はここまでなくても背景にでっかい山がある。そこがポイントである。背景に巨大な山、逆を見ると大きな海、大きな船。斜面に張り付くような存在している建物が空間の立体感を出しているのです。


坂と斜面の街は美しい

なんでもない風景ですが、あの山の中にある休憩所がそそります。ああいい景色だなって思う一瞬でした。